5面加工と5軸加工の違い

技術コラム

5面加工と5軸加工の違い

5面加工と5軸加工は似た名前ですが、それぞれどのような特徴があり、どのような用途で試使用されるのかご存じでしょうか??
5面加工と5軸加工の違いについて、特徴やメリット・デメリットの観点からのご説明させて頂きます。

<5面加工とは>
5面加工機は、加工物の5つの面を一度の工程で加工を実現できるのが加工機です。これは、前方や後方、左右、上から器具で加工できることを意味します。大きな加工物でも、1クランプ且つ少ない工程で高精度で加工を進められることが強みです。

★メリット
①段取りが少ない:
一度に5面を加工できるので、掴み替え、段取り換えがなく、機械を止めることなく加工できる。

②加工精度が高い:
1クランプで加工可能なので、直角度・平行度といった精度が要求される品物でも加工精度が保証できる。大きな品物でも精密加工が可能

★デメリット
①コストがかかる。導入コスト、ランニングコストが通常の機械よりかかる。

<5軸加工とは>
5軸加工機は、直線軸X・Y・Zの3軸に2軸の回転傾斜軸を追加した計5軸で加工する機械で、精度や効率に優れています。5軸加工機は、主に工作物のあらゆる面に細かな加工を施したい場合に重宝されています。これまでの3軸加工ではできなかった、滑らかな曲面加工やアンダーカットの加工ができます。インペラの一体加工、多面体の複雑加工、金型の精密加工、自動車部品の工程集約 などが具体例に下られます。

★メリット
①1回の段取りで、多面加工ができる:
従来の3軸加工では、加工する面ごとに段取りをする必要がありましたが、5軸加工では1回の段取りで多面の加工ができます。

②段差のある加工でも、みじかいツールを使うことができる:
5軸加工ではツールやワークを傾けることで、みじかいツールでも加工ができます。

③ツールを傾けてあてることができる:
5軸加工ではツールを傾けてあてることができ、ツールの性能を最大限に発揮しながら加工できます。

★デメリット
①作業者による手動での修正が難しい
5軸加工は高度な技術と知識を要するため、作業者による手動での修正が難しいことがあります。特にCADCAMでプログラムを作成する事が多いので、CADCAMを導入しなければいけない、またCADCAMの技術・ノウハウを習得しないと、思うようには製品が完成していかない。

▽まとめ▽
5面加工機と5軸加工機の違いは、加工の手段としての使い道やTCP(工具先端点制御)の有無などにあります。まとめると、5面加工機は大きな加工物の効率的な加工に適しており、5軸加工機は細かな加工を施したい場合に利用されます。

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【HP】
http://www.sinnsei.co.jp/

(Last update : 2024-04-27)

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